2024年ラドン温泉療法勉強会

去る、1月21日、「欧州ラドン温泉療法研究会」主催による勉強会が、早稲田大学にて行われ、参加して参りました。

毎年開催されている同研究会による勉強会は、ホルミシス療法をより実践的なものにする為、さまざまな角度からのアプローチを試みる、日本でも最先端を行く勉強会でもあります。

先ずは、尚絅学院大学斎藤敬先生による、「放射化学の基礎~ラジウムとラドン・計測法の違い」と題した講演から始まりました。

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放射線の基礎的な確認から始まり、ラジウムやラドンはα線による計測で濃度が測れる事、γ線とは区別する必要性がある事を再認識致しました。

次に、神戸市立医療センターの大村浩一郎先生による、「論文で読み解くラドン療法~低放射線の生態影響~」と題した講演が行われました。ホルミシス療法の世界ではまだまだ世界的に論文が少なく、経験に基づいた医療からエビデンスに基づいた医療への難しさを感じました。症例報告は医療としてはエビデンスレベルが低く、システマティックレビュー又はランダム比較試験のメタアナリシスの必要性を知りました。

次に、これは大変面白い実践でしたが、宮崎正巳早稲田大学名誉教授による「放射線ホルミシス体験を計測してみる試み」が行われました。α線やγ線による生体刺激で起こる変化を計測する試みで、ラジウムクリームや弊社で販売しておりますホルミシスマットを使い、使用前後の血流の変化をビジュアルで観察してみる実験でした。弊社HPにも記載がありますように、その前後の血流の変化には驚くべきものがありました。

最後に主催の中村元隆先生より台湾温泉祭りの報告があり、お開きとなりました。

今回の勉強会を通して、α線とγ線とでは生態影響に確実な違いが見受けられるものの、放射線防御の考え方からその資料は希薄であり、今後、放射生物学の研究の後押しが如何に大切かを痛感致しました。

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